【建設業許可申請代行】福岡県の元建設業経営者の行政書士 建設業許可申請サポート福岡

これから取引しようとする建設業者、あるいは工事を発注しようとする建設業者の規模や業績、工事実績などを知りたいときは、当該建設業者が建設業許可業者であれば、国土交通省各地方整備局及び各都道府県の土木事務所等で、その業者に関する情報を閲覧することができます。

この閲覧制度は「国土交通省建設業者提出書類閲覧所における閲覧規則を定める件」により規定され、各都道府県でも規則により定められ、許可申請書、決算変更届等の各種変更届を閲覧の用に供することで、それぞれの許可業者の最新の財務内容や工事実績等を知ることができるようになっています。

閲覧したい場合は、当該建設業者の営業所が所在する建設業の主管課（福岡の場合、大臣許可業者は九州地方整備局建政部計画・建設産業課、県知事業者は管轄の各主要県土整備事務所）を訪問し、所定の申込用紙に必要事項を記入の上、窓口で申し込むことにより閲覧することができます。

その際、メモを取ることはできますが、複写や撮影することは認められていません。また、営業時間中いつでも自由に閲覧できるわけではなく、時間帯が定められている場合があるとともに、近年は個人情報に配慮されるようになり、個人の氏名や生年月日、経歴が分かるような書類は閲覧できないようになっています。

こうした閲覧制度により、各建設業許可業者は自社の経営内容や工事実績、技術者情報等が広く一般に公開され、発注者や一般消費者に正しい情報が提供されるようになり、ひいては建設業の健全な発展に寄与することになります。

ですから、許可業者の側としても、許可申請書や毎事業年度終了後に提出する決算変更届（財務諸表、工事経歴書等）等には、決して虚偽や偽り、矛盾のある記載があってはならないということを肝に銘じておく必要があります。

なお、許可業者の一般的な情報は、国土交通省の建設業者・宅建業者等企業情報検索システムで検索することができ、また、経営事項審査の結果は（一財）建設業情報管理センターのHPでも公開されています。

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